このページではOBS Studioを利用した配信方法・ソフトの使用方法をまとめています。FRESH LIVEで生放送・ゲーム実況配信をする際の推奨設定やエンコード・Stream設定方法を紹介します。
OBS Studioを使用して生放送を行う
OBS Studioは無料のエンコードツールです。ダウンロードは下記のリンクから行ってください。
OBS Studioダウンロード(https://obsproject.com/)
配信画面の作り方
配信ソフト上でゲーム画面やカメラ映像、タイトル画像などを組み合わせて配信画面を作ります。
次のページから各ソースの詳しい設定方法を説明します。
ソースの種類 | できること |
画像 | ロゴや配信用のカバー画像を入れたい場合に使います。テロップやロゴがあるだけで配信画面がリッチに見えるので積極的に使いましょう。 |
メディアソース | 動画を挿入することができます。途中で紹介映像を流したい場合などに使いましょう。 |
テキスト | 番組テロップやツイッターID、番組タイトルを入れたい場合に使います。 |
画面キャプチャ | デスクトップの画面そのものを表示させたいときに使います。 ウィンドウキャプチャで画面が表示できない場合に使用しましょう。 |
ウィンドウキャプチャ | スマホゲーム(ReflectorやQuick Time Player)の画面を表示する際に選択します。 基本これを選べば困りません。 |
ゲームキャプチャ | PCゲーム(主にDirect Xを用いたゲームなど)を表示したい場合に使います。 |
映像キャプチャデバイス | WebカメラやMacのインカメラ映像を表示させたいときに使います。 |
画面キャプチャ
▼画面キャプチャで出来ること
デスクトップの画面そのものを表示させたいときに使います。
ウィンドウキャプチャで画面が表示できない場合に使用してください。
①ソースで右クリックをし、「画面キャプチャ」を選択してください。
②適当な名前をつけてください。
③表示する画面を選択してください。
カーソルを表示:マウスカーソルを入れる場合はチェックしてください。
④赤い縁をドラッグして画面のサイズや配置を調整してください。
ゲームキャプチャ
▼ゲームキャプチャで出来ること
PCゲーム(主にDirect Xを用いたゲームなど)を表示したい場合に使います。
①ソースで右クリックをし、「ゲームキャプチャ」を選択してください。
②適当な名前をつけてください。
③表示するゲームを選択してください。
④赤い縁をドラッグして画面のサイズや配置を調整してください。
映像キャプチャデバイス
▼映像キャプチャデバイスで出来ること
WebカメラやMacのインカメラ映像を表示させたいときに使います。
①ソースで右クリックをし、「映像キャプチャデバイス」を選択してください。
②適当な名前をつけてください。
③表示したいカメラを選択してください。
④赤い縁をドラッグして画面のサイズや配置を調整してください。
ゲーム音とマイクの音声をミックスする
Macにはゲーム音とマイク音声を合成する機能がないため、Soundflower(仮想オーディオデバイス)とLadiocast(仮想オーディオミキサー)というフリーソフトを使います。また、Macの音をLadioCastで操作するため、LadioCastを閉じるとすべての音が聞こえなくなりますので注意してください。
- Soundflower( https://github.com/mattingalls/Soundflower/releases )
- Ladiocast( https://itunes.apple.com/jp/app/ladiocast/id411213048?mt=12 )
soundflowerで音の入口と出口を作成し、Ladiocastで音を出す場所を指定してください。
システムサウンド設定
システムサウンド設定を選択してください。
出力タブを選択し、soundflowe(2ch)を選択してください。
入力タブを選択し、接続中のマイクを選んでください。
LadioCast設定
- 入力1:Soundflowe(2ch)を選択し、メイン・Aux1を選択し、音量は最大にしてください。
- 入力2:接続中のマイクを選択し、メインを選択し、音量を最大にしてください。
- 出力メイン:入力1:Soundflowe(64ch)を選択し、音量を最大にしてください。
- 出力Aux1:PCから聞こえる音量を聞き、好みに応じて設定してください。
音量調整を行う
- ミキサー横の歯車ボタンを押し、音量調整画面を表示させる
- マイクの音量調整
- ゲームの音量調整
配信時の音のバランス調整を行います。OBSの音量設定画面で調整を行いましょう。
マイクに対してデスクトップ音声をやや小さめにすると丁度良い音量バランスとなります。
配信設定を行う
配信設定
設定を選択してください。
- 配信を選択してください。
- URLにFRESH LIVE配信管理画面に記載されているStreamURLを記載してください。
- ストリームキーにFRESH LIVE配信管理画面に記載されているstream名を記載してください。
※URLとストリームキーは放送ごとに毎回新しい情報を入力するようにしてください。
出力設定
- 配信を選択してください。
- エンコーダーをX264で設定してください。
- 出力をリスケールするのチェックをはずしてください。
- ビットレートは1~4000
※負荷面を考慮し、2000程度を推奨しています。 - 特定バッファサイズを使用のチェックをはずしてください。
- キーフレーム間隔を2で設定してください。
- CBRを使用するにチェックをしてください。
- CPU使用のプリセットをveryfastで設定してください。
- プロファイルをmainで設定してください。
- チューンをなしで設定してください。
- 可変フレームレートのチェックをはずしてください。
- x264オプションは上級者向けのオプションですので、任意で設定してください。
※ビットレートについて
配信がカクつく・映像が飛ぶ場合はビットレートを1000くらいまで下げて設定してください。
※キーフレーム間隔について
必ず2に設定してください。大幅な配信ラグが発生する原因となります。
音声設定
- 音声を選択してください。
- デスクトップ音声デバイスをSoundflower(2ch)に設定してください。
- マイク音声デバイスを接続中のデバイスに設定してください。
※他の箇所はすべてデフォルトのDisabledにしてください。
映像設定
- 映像を選択してください。
- 基本(キャンパス)解像度を1280×720に設定してください。
- 出力(スケーリング)解像度を1280×720に設定してください。
- FPS共通値を30に設定してください。
以上ですべての設定が完了です。